困難症成功事例
< 困難事例8 >
拡張型心筋症で初診日の記録がなかったケース
小さな診療所を一度受診しており、その後大きな病院へ転院し、さらに大きな病院へと転院されていた。5年以上前の初診であり、一番初めの診療所も、次の病院もカルテを廃棄していた。
現在の病院では紹介状があったが、初診日を確定できる内容は記載されていなかった。
問題点
カルテの保存年限を超えているため、初診日の証明が困難である。このような大きな病気の場合は、複数の病院へ紹介される事があり、紹介状には、「近医からの紹介で当院を受診されていましたが、~」というような文言しかない事が多い。
そのため初診日を確定する資料が何もないという状況になってしまう。

解決方法
なぜ一番初めの診療所を受けたのかを確認したところ、会社の健康診断で治療を受けるようにとの指示が出たとの事。
幸い会社は健康診断の結果を全部残してくれていたので、その健康診断の日を初診日として申請し、すんなり認められた。
※健康診断の結果がすべて初診日になるわけではありません。
「Q&A Q2:健康診断と初診日」で解説しています。