Q&A:その他
Q20:繊維筋痛症について

A
線維筋痛症に関しても、慢性疲労症候群と同様に、診断書に重症度を記載する必要があります。その重症度は下記の通りステージ(Ⅰ~Ⅴ)で表されています。このステージ(Ⅰ~Ⅴ)を診断書の⑨欄に記載してもらって下さい。この重症度判定は「米国リウマチ学会の診断基準と特徴的な圧痛点」を参考に作られたものですが、これを忘れてしまいますと、後日照会文章が送られてきます。慢性疲労症候群と同様に、余分な処理のために審査が遅くなってしまいます。
~ステージ~
- ステージI:米国リウマチ学会診断基準の
18カ所の圧痛点のうち11力所以上で痛みがあるが、
日常生活に重大な影響を及ぼさない。 - ステージⅡ:手足の指など末端部に痛みが広がり、不眠、
不安感、うつ状態が続く。日常生活が困難。 - ステージⅢ:激しい痛みが持続し、爪や髪への刺激、
温度・湿度変化など軽微な刺激で激しい痛みが
全身に広がる。自力での生活は困難。 - ステージⅣ:痛みのため自力で体を動かせず、ほとんど
寝たきりの状態に陥る。
自分の体重による痛みで、長時間
同じ姿勢で寝たり座ったりできない。 - ステージⅤ:激しい全身の痛みとともに、膀脱や直腸の障害、
日の渇き、日の乾燥、尿路感染など、
全身に症状が出る。普通の日常生活は不可能。